「こちらが電話を取った後、すぐに相手側からすぐ切られてしまう」という電話。
これは一体何を目的として掛けられているのでしょう?
個人的に気になったので、
様々な面から「出たら切れる電話の目的」について考察してみました。
「出たら切れる電話の相手」は、会話することを目的としていない
まず「出たら切れる電話」を考えてみたときに言えることとしては、「電話の相手は、電話を取った人物との会話を目的していない」ということです。
もし、何か話すべき用件があったならば、
相手が電話を取ったことを確認してすぐ電話を切るはずがありません。
用件があるのに、それを話す前に電話を切る人間は
恐らくですが居ないと思われますので、
このことから、電話の相手は「私たちに対して話す必要のあること(用件)は特に無いのだろう」と考えられます。
つまり、電話の相手の目的は、
相手との会話ではなく、それ以外の部分にあるのです。
出たら切れる電話の相手は「こちらの反応」を伺っている?
「出たら切れる電話」を掛けてきた相手は、なぜ私たちが電話に出たのを確認してから電話を切る必要があるのか?
それは、相手が
私たちの「電話に出た時の反応」を伺っているからと考えられます。
電話を取った「ハイ」などといった言葉から
私たちの反応を伺うことにより、
- 性別
- 年齢はどのくらいか
- 電話の背後に聞こえる環境音(子どもの声など)
ちなみに、性別・年齢そして電話の背後の環境などといった情報は、
「営業電話の見込み顧客データ」などを作るときに大変役立つ情報となります。
恐らく、電話の相手は
これらの情報を「商品やサービスなどの営業目的に収集」しようという事なのでしょう。
出たら切れる電話は「コストを最小限にして有益な情報」を得るためか?
「出たら切れる電話」の通話時間は、私たちが「ハイ」と対応してからすぐ切れるため、1人あたり数秒で済みます。
そのため、1件あたりの通話料金を安く済ませることが可能です。
また、電話をかける為に雇った人員に支払われる給料のことを考えると、
「相手が出たら切る電話」を何件もかけさせれば、
同じ時給で、より多くの件数の見込み顧客情報を手に入れることが可能になります。
この方法は、相手側の立場から考えると、
「コストを最小限にして有益な情報を得る」ためには打ってつけと言えるでしょう。
【結論】出たら切れる電話は、失礼な電話なので掛けなおす必要なし。
ここまで「出たら切れる電話」について様々な考察を書いてきましたが、
それを全てひっくるめた結論としては、
「出たら切れる電話は、大変失礼な電話である」ということです。
なぜなら、出たら切れる電話というものが、
「営業データ収集」という自分本位の目的を達成するために、
電話対応した人の時間や労力を奪い取っているからです。
電話を対応している人は、
何か仕事をしていたり、家事をしていたりして、
それでも手を止め、電話に出ています。
それなのに、わざわざ電話を取って対応した人の気持ちや労力を無視し、
そのうえ礼儀までも無視して自分たちの目的だけを果たして去っていく(電話を切る)なんてことは、電話を使って傍若無人なふるまいを行っていることに他なりません。
ですので、このような「出たら切れる電話」には、
再び同じ番号から電話が掛かってきても対応する必要はありません。
また、不在着信履歴に残っていた場合も、
コールバックする必要はありません。
このような電話に時間や労力を削がれないよう、
日々気を付けたいものですね。